2005年08月05日

郵政政局!?

162回通常国会が大詰めを迎えています。それにも関わらず、永田町では、本来取りかかるべき外交課題や内政課題の全てが置き去りにされたまま「郵政民営化」国会という名の壮大荘厳な茶番が繰り広げられています。何故茶番なのか、それは、自民党の反対派・賛成派の双方とも、郵政三事業が、サービス利用者である国民の視点から見てどうあるべきなのか、ということをベースに議論を行っていないからです。言い換えれば、亀井派を始めとする反対派は「反対のための反対」をし、小泉執行部は「賛成のための賛成」をしているのです。反対派の行動原理は、法案反対をテコにした単なる政治ゲームであり、賛成派のそれは、見当はずれの「改革」です。民主党も反対している点で亀井派と一緒じゃないか、というお叱りが聞こえてくるかもしれません。結論においては確かに同じかもしれませんが、私たちの反対は同じ反対でも中身が違います。現に、民主党は対案を用意していました。ですが、小泉インチキ法案を廃案にするための次善策として対案提出を見送り、本会議の採決に焦点を合わせたのです。この戦略が半ば成功して、自民党が液状化し始めているのは報道の通りです。そして、もう一方の、小泉「改革」案の行き着く先は、巨大な独占企業の誕生による民業圧迫と郵政事業の破綻です。従って、私たちは、自民党の双方の主張には絶対に与することはできないのです(だからこそ、私は7月5日の衆議院本会議採決の際に、自民党反対派議員が反対票を投じた際に、拍手を送ることなど決してしませんでした)。郵便事業は、その公共財的な性格からして、国が責任をもってユニバーサルサービスを維持すべきです。郵貯・簡保に関しては、その規模を段階的に縮小させるのが、本当の改革なのであって、国営の巨大独占金融機関をつくるというのは本末を転倒していると言わざるを得ません。いずれにせよ、週明け8日(月)に運命の日がやってきます。私は、参議院の存在意義が問われる絶好の機会だと考えています。


posted by 村越ひろたみ at 23:26| 政治放談