
「立法府から見た福祉の現状と課題〜失業を中心に」と題して、昨年に引き続き講演をさせて頂きました。テーマが「失業」ということで、リアリティのある講演が出来たと自負をしております(笑)。労働市場を巡る状況は、 完全失業率と有効求人倍率の回復傾向からすれば、一見良好なようにも見えますが、労働市場の構造的な問題(人口減少社会、2007年問題、長期失業比率の増加、正社員・非正社員の二極化、職種構成の二極化、ニート問題等々)や国民の勤労意識が数字に反映されていないことを考えれば容易ならざるものがあります。労働・雇用政策の抜本的転換が求められる中で、公正な労働市場の創設と地方での就労促進政策や、企業の雇用制度改革、ひいては日本の風土に合わせた自由主義経済の構築が必要である、と説きました。併せて、受講者の大半がこれから就職活動を控えている学生であったため、就職活動に関する簡単なアドバイスをさせて頂きました。落選中にも関わらず、お招きを頂いた先生方はもとより、熱心に受講してくださった学生のみなさんに心から感謝です。