2008年04月13日

自民党の真価が問われている

先週の金曜日に、来年度から道路特定財源を一般財源化することが政府と自民党の間で正式に合意・確認されました。このことは、道路やハコモノを作る名目で税金をばらまいて、その見返りに業者が選挙の際に票を集める、という自民党の黄金パターンの一つが消滅するか、少なくとも維持しにくくなることを意味します。

なぜ、このご時世に道路にしか使えない財源があるのか(福祉や教育に関する特定財源は存在しません)そもそも根拠が乏しい訳ですが、地元の建設業者と仲良くしながら当選回数を重ねてきた道路族議員の方々がほぞを噛んでいる様子が目に浮かびます。率直に申し上げて、福田首相の英断に拍手を送りたいと思います(もっとも「ねじれ国会」の下ではそうせざるをえなかったのでしょうが…)。

しかしながら、既にご案内の通り、今回の合意文書の中には「必要な道路は着実に整備をする」等という文言が含まれており、「道路は必要だ」「国土の均衡ある発展」との怒号に押されて全てが骨抜きにされてしまう可能性をはらんでいます。自民党に本当の改革ができるのか(現在の日本の諸制度を作ってきた自民党が「改革」を訴えるのもそもそも本末転倒ですが)、注意深く見守っていかなければなりません。

4月27日には山口2区にて衆議院の補欠選挙が行われます。事もあろうか、自民党の候補者は旧建設省OBで道路の専門家、民主党の候補者は党内リベラル派の代表格ということでここぞとばかりの好対照をなしています。まずは、2週間後には福田政権・自民党に対する最初の審判が下されるということで、一層のご注目を頂きたいと思います。


posted by 村越ひろたみ at 11:20| 政治放談