2008年08月15日

終戦記念日に際して

63回目の終戦記念日に際し、犠牲者と遺族のみなさまに心からお悔やみを申し上げます。

よく言われるように、我が国は悲惨な戦争の経験を踏まえ、そこから立ち直ろうとすることを梃子に、長きにわたって平和を享受してきました。国民の中に、戦争への猛省と平和を希求する精神が芽生えたからこそ、この間戦争をせずに済んできたのだと思います。戦争の体験していない我々の世代が、どのようにしてこの精神を育み伝えていけるか、真剣に考えなければなりません。まずは、原爆資料館に行ったことの無い方は、必ず行くべきだと思います。

それにしても、ロシアとグルジアの武力衝突には大変な危機感と憤りを覚えます。そもそも、国家の役割を突き詰めて考えれば、?安全保障の提供=国民を戦争の惨禍から遠ざけ、戦争に駆り立てないこと、?社会保障の提供=年金や医療、失業対策等の安全安心の生活の下地を整えること、この2点に尽きるのではないでしょうか。この2つが達成されないのであれば、政治家は無能の烙印を押され排除されるべきでしょうし、そうした状態が続くのであれば、国家の存在意義自体が希薄なものになるでしょう。

その意味では、ロシアの指導者もグルジアの指導者も愚かで無能である、と断じざるをえません。相手国が軍拡をしたから、こちらも軍拡をする、というリアリズムの政治哲学の一つの限界が露呈したのではないでしょうか。

今回の武力衝突が、冷戦や軍拡の引き金にならないよう、国際世論を高め、その中で我が国もイニシアチブをとっていくべきです。オリンピックのメダルラッシュも大変結構ですが、世界平和のために唯一の被爆国として、我が国は平和のメッセージを発信していくべきです。


posted by 村越ひろたみ at 12:53| 政治放談