2014年12月10日

貧困の世代間連鎖

 子どもたちの成長に家庭環境が大きく作用することがあります。記事にあるように、栄養ある食事を摂取できずにライフラインが止まってしまう。こうした環境では学校の勉強に取り組むことは困難です。その結果、学力低下を引き起こし、中退や中卒・高卒と就労に大きく不利となる状況に陥ってしまいます。低学歴は不安定な就労につながります。貧困状態が次の世代の貧困を生みます。生活保護受給世帯で育った子どもが生活保護を受給する割合は約25%と高くなります。貧困の連鎖を断ち切るには包括的な支援が必要です。まずは、子どもたちの生活の質の向上。そして、子どもたちの教育機会の確保が重要です。

 いま、子どもたちの教育機会確保のために全国各地で無料学習支援(無料塾)が増えています。主に生活保護世帯の子どもで、学校の勉強についていけない高校進学を控えている子どもたちが通っています。中心になっているのは大学生のボランティアです。年齢の近い大学生が子どもたちと接することで、子どもたちと良い関係を構築することができて勉強にも力が入るそうです。子どもたちと良い関係ができると、雑談の中から子どもたちの家庭環境が垣間見え「毎日カップラーメンしか食べられない。」「今日家に帰っても食べるものがない。」といったように日々の食事にも困る子どもたちが多いことが浮き彫りになってきます。

 子どもたちへの教育の機会の提供の前に、食事の提供など生きていく上で最低限の環境を保障から始めなければなりません。貧困状態に陥ると、最初に食費が削られてしまいます。「あさやけ子ども食堂」(http://toshimawakuwaku.com/asayake.html)というNPOでは地域の個人宅を開放し、地域住民と子どもたちで食事を食べる場所を開設しています。子どもたちの成長のための機会の平等を社会全体で担保していく取組は極めて重要と考えます。こうした先進事例をしっかりサポートしていていきます。
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posted by 村越ひろたみ at 00:43| 政治放談

2014年12月07日

夢すら持てない子どもたち

一般的に豊かと言われる日本にも、貧困状態におかれている子どもがたくさんいます。2014年7月に厚生労働省が発表した『国民生活基礎調査』によると、18歳未満の子どもの貧困率は16.3%と過去最悪の数字になりました。学校のクラスの10人に1人は貧困に喘ぐ子どもという計算になります。食事は給食の時だけしかとる事ができず、空腹でよるも眠る事ができない。毎日同じ服しか着ることができず、まして制服を買う余裕などない。さらには、電気や水道などのライフラインですら止まってしまう。

このような過酷な環境で生きる子どもが日本にも数多く存在します。また、お金がないために、やりたいことや将来の夢を諦めなくてはならなという側面もあります。高い学費を払えず、行きたい学校に行けない。部活動の道具も揃えられないため、好きなスポーツも断念する。必要最低限のお金がないことで、子どもたちは夢を持つ事すらできなくなります。

虐待や育児放棄など子どもを大切にできないのは、保護者だけが悪いのではありません。保護者自身も、一人で子育てをしたり、仕事をいくつも掛け持ちしたりすることで、必身体的にも精神的にギリギリの中、必死に生活しています。子どもたちは生まれてくる環境を選ぶことができません。だからこそ、どのような家庭や地域で育っても、平等に機会を与えられる日本であるべきです。最低限の生活の保障と生きていく「希望を持てる社会」の実現が必要です。まだまだたくさんの課題があります。こうした子どもや保護者の生活を少しでも向上させることを少しずつですが、取り組んでいきます。

posted by 村越ひろたみ at 09:33| 政治放談