2014年12月07日

夢すら持てない子どもたち

一般的に豊かと言われる日本にも、貧困状態におかれている子どもがたくさんいます。2014年7月に厚生労働省が発表した『国民生活基礎調査』によると、18歳未満の子どもの貧困率は16.3%と過去最悪の数字になりました。学校のクラスの10人に1人は貧困に喘ぐ子どもという計算になります。食事は給食の時だけしかとる事ができず、空腹でよるも眠る事ができない。毎日同じ服しか着ることができず、まして制服を買う余裕などない。さらには、電気や水道などのライフラインですら止まってしまう。

このような過酷な環境で生きる子どもが日本にも数多く存在します。また、お金がないために、やりたいことや将来の夢を諦めなくてはならなという側面もあります。高い学費を払えず、行きたい学校に行けない。部活動の道具も揃えられないため、好きなスポーツも断念する。必要最低限のお金がないことで、子どもたちは夢を持つ事すらできなくなります。

虐待や育児放棄など子どもを大切にできないのは、保護者だけが悪いのではありません。保護者自身も、一人で子育てをしたり、仕事をいくつも掛け持ちしたりすることで、必身体的にも精神的にギリギリの中、必死に生活しています。子どもたちは生まれてくる環境を選ぶことができません。だからこそ、どのような家庭や地域で育っても、平等に機会を与えられる日本であるべきです。最低限の生活の保障と生きていく「希望を持てる社会」の実現が必要です。まだまだたくさんの課題があります。こうした子どもや保護者の生活を少しでも向上させることを少しずつですが、取り組んでいきます。

posted by 村越ひろたみ at 09:33| 政治放談