2007年02月11日

備えよ常に!

国立感染症研究所の岡田晴恵さんから、インフルエンザに関するお話を伺いました。

岡田さんに拠ると、欧米ではインフルエンザは医療の問題ではなく、安全保障・危機管理の問題として捉えられているそうです。なぜならば、ひとたび強毒性の新型インフルエンザが流行すれば、数十万人単位で死者が出る、その結果として医療サービスが破綻する、GDPで20兆円規模の被害が出る、おそれがあるからだそうです。

鳥インフルエンザが世界的に猛威を振るっている現状は、新型インフルエンザが流行する予兆であり(過去のスペイン風邪や香港風邪といったインフルエンザは全て鳥インフルエンザの変種だそうです)、新型インフルエンザに対する免疫を誰しもが持っていないことからすれば、流行を抑える社会的な準備や規制を早急に行う必要がある、とのことです。

家庭においては、?食料備蓄、?流行の際の外出禁止、?健康的な生活を日常から心がける、?日常飲んでいる薬を普段から余分にもらっておく、が肝腎とのことですが、食料を備蓄する際に、電解質飲料やフルーツ缶詰(シロップがブドウ糖溶液の代わりになる)、保冷剤(いざというときの熱冷まし)を買い置きしておく事だ大事だ、というお話は目から鱗でした。

国民のいのちと健康を護ることが国家や行政の使命の一つだとすれば、我が国の現状が、タミフルの備蓄が2000万人程度で、インフルエンザに関して、省庁間連絡会議でしか対応していないというのは、誠にお粗末としか言いようがありません。

大変お恥ずかしい話ですが、かく言う私も、インフルエンザと聞くと、単なる風邪の親戚みたいなイメージを持っておりました。

岡田さんが仰るように、インフルエンザに対する正しい知識・情報を持ち、国家も国民もいざという際に備えることが大変重要だと認識させられた次第です。


posted by 村越ひろたみ at 03:40| 閑話休題