2007年11月13日

鉄筋不足マンションの徹底調査を!

34.jpg

先般、報道されたJR市川駅前に建設中の45階建てマンション(A街区・東京側)の鉄筋不足問題ですが、本当に単なる「ミス」によって鉄筋を十分でない本数のまま工事が行われていたのか、そもそも疑問に思ってしまいます。

1999年の台湾大地震の際に、崩れたビルの柱の中からコンクリートをケチるために一斗缶を埋め込んでいたのが見つかった、というニュースには思わずビックリしてしまいましたが、今回の問題も程度の差こそあれ、同じ魂胆なのではないでしょうか。

いわゆる耐震偽装「姉歯事件」の際に、1階から最上階まで鉄筋数を変えずに設計・施工されていたという問題が発覚したのは記憶に新しいところです。

本件は、工事中の30階部分を検査した際に、鉄筋の本数不足が見つかったそうですが、入居予定者はもとより、市民のためにも、全てのフロアに渡って徹底的に調査をするべきす。その上で、B街区(千葉側)と呼ばれる賃貸マンションの方の調査もきっちり行うべきでしょう。

冬柴国土交通大臣が、マンション購入者に対して販売会社は解約に応ずるべきだ、とのコメントを発表しましたが、鉄筋不足を承知の上で販売をし続けていたというのですから、これは当然のことでしょう。

市川のような都市部において、マンションは市民の終の棲家として大変重要な役割を担っています。住む前から、安心安全の生活や財産的価値が担保されていない住宅は排除されるべきです。


posted by 村越ひろたみ at 21:58| 政治放談