2008年02月24日

責任の取り方について

海上自衛隊のイージス艦と漁船の衝突事故から一週間あまりが経ちました。

まずは、行方不明になっている漁師父子(獲れた魚をホームレス支援団体に寄付するなど、高い社会還元の志を持った方々だと伝えられています)の奇跡的生還を祈るばかりです。

今回の事件を受けて、国会では、防衛大臣・幕僚長の責任問題(辞任問題)、防衛省内における「緊急時の連絡体制見直し」と「組織再編」に関する議論がなされています。

与党としては、当然ながら、大臣が引責辞任をしたとなれば、内閣の求心力が低下するのでひたすら大臣をかばうことに専念するでしょうし、野党としては、まさに内閣の求心力を低下させるために、大臣の引責辞任をけしかけるべき場面です。

しかしながら、この局面では、大臣がハッキリと進退を明らかにした上で、?漁師父子の探索、?事故原因の徹底究明、?防衛省内の組織のあり方の議論、の為にリーダーシップを発揮するべきではないでしょうか。

人命救助と再発防止策の検討は当然のことですが、大枚を叩いて導入したミサイル防衛システムを発動させるのに「連絡体制の不備」によって2時間も3時間もかかっている、というのではお話になりませんし(テポドンは10分間で飛んできます)、そうならないようにする為にも、役人が必死に抵抗している「組織の再編(内局と自衛隊の統合)」が必要不可欠だと思います。

事故を受けて直ちに辞職する、というのは一見正しいことのように思えますが、やるべきことをやってから辞職をすることこそ、本当の責任の取り方なのではないでしょうか。


posted by 村越ひろたみ at 17:47| 政治放談