2008年12月24日
月並みこそは黄金
開高健に拠れば、ルーマニアに「月並みこそは黄金」という諺があるそうです。タレントの飯島愛さんが亡くなったとのニュースを耳にした際にこの言葉を思い出しました。
要するに、人とは異なる才能の持ち主は、その才能の故に、常人では経験し得ない苦労をする羽目になる、というようなことだそうです。飯島さんが陰日向で様々な活躍をされてきた反面、そこには深く大きな苦悩があったのだと推察します。
一時、韓国の女優さんが相次いで自殺をしたという報道がされていました。どのような事情があったのか全く知る由もありませんが、恐らく飯島さんの場合と同じだったのではないでしょうか。
中世には、ストレスという概念やノイローゼという病気が存在しなかったといいますが、明るく元気にメッセージを発信し続ける人物が突然この世から姿を消すという悲しい事件が発生する度に現代社会の病理の深さを痛感します。
ただただご冥福をお祈りするばかりです。
写真は今朝の新浦安駅です。それにしても寒い朝でした…。
posted by 村越ひろたみ at 23:03| 無題