2009年01月14日
渡辺喜美は革命を起こすか?
渡辺喜美代議士が自民党を離党されたことについてどう考えるか、とのご質問をよく頂きます。
党の力に依存せずに行動を起こす勇気とパワーには大いに敬服しますが、手の込んだパフォーマンスであって「大義」があるようには思えない、というのが正直な感想です。
若干横道に逸れますが、先日夜中に映画『CHEチェ28歳の革命』を観に行ってきました。共産主義革命には全く賛同しませんし、ゲバラ本人が言うとおり「平和革命と選挙による変革の道は可能性があるのなら望ましいし追求するべ」きなので感銘を受けるようなメッセージは無かったように思います(ベニチオ・デル・トロの熱演は見事でしたが…)。
もとに戻って、渡辺氏の件ですが、「政治家としての義命」を語るのであれば、もっと早い時点で自由民主党を離党するか、そもそも自由民主党に入党しているべきではなかったのではないでしょうか。もちろん天下りの根絶は必要ですし、直ちに解散総選挙をするべきなので彼の意見には賛同しますが、ゲバラが正に「義命によって」革命に命を捧げたのとは到底訳が違う、比較の対象が正しいかどうかはさておき、そう考えてしまう次第です。
次回の総選挙は、やはり、自公政権をこのまま続けるのか、それとも民主党政権をつくるのか、という点が最大の争点なのであって「第三極」の出る幕ではないと考えます。
posted by 村越ひろたみ at 00:17| 活動報告