2009年05月14日

今更ですが、草なぎ事件について

公然わいせつ罪で逮捕された草なぎ剛氏が今月末から活動を再開するとの報道がありました。多くのファンが復帰を待ち望んでいたことからして、ご同慶の至り、であります。

しかしながら、思い起こすと、「お手本のような謝罪会見」以降、「オピニオンリーダー」の方々が口々に「飲んで裸になりたい気持ちがよく理解できる」等の発言をしつつ感情的な擁護を繰り返し、鳩山法務大臣が「最低の人間」と評して以降、人格攻撃とも取れるような苦情の嵐に晒された一連の有様は今更ながらに異常だったと思います。

国際社会においては、公衆の面前で酔っ払うこと自体が非難の対象に成りうる「蛮行」ですし、酔った勢いで全裸になるが如きは論外です。画面を通した草なぎさんのイメージを踏まえてとっさに彼を擁護したくなる気持ちはわかりますが、事実だけを見るにつけ鳩山法務大臣の発言は正鵠を射ていたのではないでしょうか(もっともあなたが言うなよ、というのはよくわかります)。

また、「逮捕や家宅捜索は行きすぎだ」等の発言が相次ぎましたが、本当にそうでしょうか。判例に拠ると、公然わいせつ罪の「公然」とは、「不特定または多数人が認識しうる状態をいう」との事ですから、当該警察官の行動は適切でしたし、家宅捜索にしても、適正な手続きが取られていて、芸能界の薬物汚染が社会問題化し、氏が逮捕後もしばらく酩酊状態が続いていた前提からして妥当でしょう。

今回の問題は、草なぎさんの清新なイメージがあまりに大きく、smapの人気が高かったからこそ、過剰な同情が集まって、警察や法務大臣などに批判が集まったのでしょうが、彼や彼女がクリーンで爽やかなイメージの芸能人で、所属芸能事務所の力が絶大だっただけに法律が通常通り適用されない、等ということがあったとすれば、それはもっと恐ろしいことのように思います。


posted by 村越ひろたみ at 13:43| 政治放談