2009年06月23日

エコカーは本当にエコか?

先日、愛車を車検に出しました。自動車の性能や耐久性が極限まで高まっている現在、初回車検が新車購入時から3年後、それ以降は2年毎という車検の頻度が合理的かどうか極めて疑わしい上に、そもそも車検制度の目的自体が合理的かどうか再検討すべきと痛感しました。

ところで、エコカー減税や高環境性能車への買い換え補助制度が導入されたこともあって、ハイブリットカーが話題になっています。今回、 ディーラーに車検をお願いしたお陰で、いずれ導入することを考えていた新型のハイブリットカーを代車にお借りすることができました。この車にはecon モードなる機能があり、これを点けて運転すると燃費優先の運転が出来るとのことでしたが、私の運転に問題があったせいか、1500cc・9年落ち・ 走行25000kmの愛車と大して燃費が変わらない結果でした(もっとも操舵性や居住性などは随分違いましたが…)。

さて、燃費が劇的に向上しないのであれば、闇雲に新車に買い換える理由はありません。冷え込んだ個人消費を回復させることが一番の景気浮揚策であることには間違いありませんが、自動車や家電だけに補助が限定される理由もありません。環境対策というのであれば、いたずらにゴミを出すことをまず差し控えるべきです。古くてもまだ使えるものを大切にする、という精神こそが真のエコであることからして、政府は経団連の意向よりもそうした考え方こそを尊重すべきです。

そうだとすれば、車の買い換えに補助金を出すことも良いのですが、高排気量の車輌やそれを生産している工場に高い課税をするとともに、低排気量でかつ十分に管理されている古い年式の車輌は税金を安くするべきです。賢明な消費者であれば、買い換え時が来れば、自然とエコカーに触手が伸びるはずですし、高い税金を払ってでも高排気量の車に乗りたいという富裕層はまさにそうすれば良いわけです。

話は変わりますが、「この地球は、先人から受け継いだものというよりも、子どもたちから拝借しているものだ。」との発想を採ることが地球環境を考える際に必要だと思います。また、レジ袋を無くす努力や近所のゴミ拾い、節電など小さな努力を積み重ねることに意外な効果があるのではないでしょうか。


posted by 村越ひろたみ at 11:59| 政治放談