2009年08月04日

顔の見えるまちづくりを

現在、私たちの事務所は市川駅南口の再開発エリアにあります。日々、この場所に通っていて思うことは、この街には顔がない、ということです。整然と食べ物屋さんが並んでいるもののチェーン店ばかりで面白みに欠けるのです。かつて、ここには商店街があったのですが、今と比べて雑然としていたものの遙かに味わいがあったなあ、と懐古しています。

先日、事務所の並びの店で混ぜご飯のようなものを注文したら、ウエイトレスの女性が「召し上がり方はよろしかったでしょうか?」と言って料理を運んできました。要するに「食べ方はお分かりですよね?」ということだと思いますが、思わずげんなりとしてしまいました。外食をするのであれば、どうせなら、料理人の顔が見える店で食事をしたいものだ、とつくづく思います。

思うに、全国何処の駅前に行っても、コンビニエンスストアやファストフード店、パチンコ屋さんばかりが蔓延っていて、地元の商店がめっきり減ってしまっているのではないでしょうか。これでは旅をする楽しみが無くなってしまうというものです。我が町も、安易な再開発に走らず、地元のローカルビジネスやスモールビジネスを大事にして昔ながらの町並みを活かしながら、特色あるまちづくりを行うべきだと強く思います。安易な再開発は町の活力を失わせてしまいます。

スーパーに行って、どこで作られたのかよく判らない豆腐を他の食材と一緒に買ってくるのと、黄昏時にプォーと笛を吹きながらバイクでやって来る豆腐屋の親爺の豆腐で味噌汁を作るのとどちらが豊かでしょうか。答えは明白だと思います。安楽は豊かさには直結しないと思います。昔は商店街というものがあって、八百屋や魚屋や肉屋や文房具屋や玩具店が建ち並んでいました。しかしながら、こうした商店街は消滅しつつあり、同時に豊かさが失われつつあります。

大店立地法には、「小売業の健全な発達を図り、もって国民経済及び地域社会の健全な発展並びに国民生活の向上に寄与する」と書いてありますが、この趣旨が達成されているとは到底思えません。何も大型ショッピングセンターよ出て行け、とまでは言いませんが、法律を見直すべきです。シャッター商店街を元気にする方策を講ずることで、地域経済の縮小に一定の歯止めが掛かり、徒歩生活圏における消費生活がもっと便利になると思われます。これは高齢者には特に重要な問題です。この点に関して、是非、みなさまからご意見を頂きたいと思います。


posted by 村越ひろたみ at 18:18| 政治放談