第1に、民主党らしく透明でオープンな形で、党員・サポーターのみなさんと一緒になって、国難に立ち向かうためのリーダーを選ぶべきだと考えたからです。私の知る限り、今回は2002年以来、8年振りに党員・サポーターのみなさんに投票していただく代表選挙です。正々堂々と、これからの日本のあるべき姿を党員・サポーターのみなさんと一緒に議論をし、政治に信頼を取り戻す絶好の機会と捉えるべきです。
第2に、密室談合でポストをめぐる駆け引きを党首脳が繰り返していたのでは、活力ある党をつくることは出来ない、と考えるからです。政治とカネの問題に決着をつけることから逃げていたのでは党の再生はありえません。
前の参議院選挙では国民のみなさまから大変厳しいご評価を頂きました。反省点は色々あります。総理の消費税発言もその一つだと思います。しかしながら、最も大きな原因は、政治とカネの問題と決別出来ない党の姿勢に、国民のみなさまが、民主党も自公政権とちっとも変わらないな、とお考えになったことなのではないでしょうか。政治とカネの問題で、政府や政治に対する信頼感そのものが失われている中で、さらなる負担をお願いしたところで、一体誰が納得をするというのでしょうか。信頼できる政府をつくってこそ、税金の正しい使い途が示せる訳で、まずは、菅政権が本気で政治を変える姿勢を国民のみなさまに示し、政治に信頼を取り戻すことから始めなければならないのです。
政権交代が実現して丁度一年が経ちました。いよいよ本格的に、ご期待通りの仕事をすべきときが来ています。そのために、何としても菅総理に再選していただかなければならないのです。今回、私は、菅直人選対の広報担当事務局次長としてメディア対応などの役割を担っています。本当に非力ですが、しっかりと総理を支え、ありとあらゆる努力をしていく覚悟です。みなさま、菅直人をどうか宜しくお願い致します。
衆議院議員
村越 祐民