2013年04月22日

党の原点に立ち返り、未来に責任を持つ政治を

安倍内閣が高い支持を集めています。与党を経験し政府の一員として活動をした経験からもほぞを噛む思いです。官僚機構との付き合い方、メディアへの打ち出し方、スピード感など民主党政権3年3ケ月の間に出来ていなかったことばかりです。さしあたり、アベノミクスの三本の矢が、三本目の成長戦略を除いてまっすぐに飛び始めている今、改めて反省ひとしきりです。

多くの同志が下野をし残った仲間も存在感を示せずにいるなかで、我々がやらなければならないことは、自民党政権の足を引っ張ることではなく、この国のあり方を中長期的な視点から描き出し、その方向に政治を誘導することを目的として論戦を挑むということだと思います。そのために、自民党ではできない政策、例えば、農業の産業化や労働政策における規制緩和、子育て政策のさらなる充実などをハッキリと打ち出すことです。

民主党政権が目指していたことは間違いではなかったと思います。反省すべきは、政権政党としての作法が欠けていたために内輪揉めを繰り返して力を外に向けることが出来なかったことです。党の復調が困難を極めようとも、既得権益のための政治ではなく既得権益から外れた人たちのための政治を行う、という党の原点に立ち返り、決して諦めることなくコツコツと活動をしたいと思います。引き続き厳しくも暖かい叱咤激励をくださいますようお願い申し上げます。
posted by 村越ひろたみ at 18:06| 政治放談