東京都知事選の投票日が今度の日曜日に迫っています。しかし、その重要度からすれば盛り上がりに欠けているような気がします。よく言われることですが、都のGDPはオーストラリア並みでメキシコや韓国を上回る規模を誇ります。市川・浦安市民からすれば、日中は東京に出ていることで都の税収に大いに貢献している方がかなりいることからして対岸の出来事と捉えるべきではなく、一票くれとまでは言わないが意見を言わせてもらってもバチはあたらないだろう、と考えるべきだと思います。
首都の有権者の意思とその首長の動向が国の方向性に重大な影響を与えることは言うまでもないことですが、なにしろ争点がぼやけてしまっている気がしてなりません。脱原発は重要なテーマですがそれだけでは都民を納得させることはできないでしょう。オリンピックを成功させるということにしても2020年以降はどうする?ということになるでしょう。少子化・高齢化に加えて都心に人口が集中し周辺部が過疎化していくなかでの災害対策や次世代育成支援、高齢者への配慮を含めた持続可能な首都づくりのためのビジョンこそが問われているに違いありません。応援団ばかりが全面に出ている候補者や売名目的の立候補とも受け取れる候補者、三強とそれ以外の有象無象というようなマスコミの取り上げ方には違和感を持ちます。
これを機に千葉に住んでいるけれども日中は東京で活動している人=千葉都民が都政を真剣に考える機会をもっと持つべきだと考える次第です。
2014年01月29日
千葉都民のための東京都知事選
posted by 村越ひろたみ at 15:11| 政治放談