2010年06月23日

参議院選挙を前に

政権交代が実現し、お陰さまで丸一年近くが経とうしています。この間、政治とカネの問題や首相のリーダーシップ不足など、民主党にご期待頂いていたみなさまをガッカリさせる場面が続いた事を率直にお詫びしなければなりません。本当に申し訳ありませんでした。

しかし、結果として菅直人首相・枝野幸男幹事長の新たな体制が誕生しました。この2人は、クリーンな政治をつくること、市民が主役の公平で透明な社会をつくることを掲げて民主党を立ち上げた面々であり、私が政治活動を初めて以来、親身なご指導を頂いてきた方々でもあります。その意味では、紆余曲折があったものの、民主党は結党の理念に立ち返って本来の姿に戻ることが出来た訳であります。彼らが政権運営・党運営の責任者に就いた事を歓迎すると同時に、昨夏、民主党に期待し世間交代に賭けてくださったみなさまのご期待に添える仕事がこれから必ずできるものと確信しております。

さて、通常国会が閉会し、いよいよ参議院選挙が目前に迫ってきました。千葉県選挙区では、新人で弁護士の道あゆみさん、全国比例区では私が私淑をしている広中和歌子さんが立候補を予定しております。

道さんは、法律家として、また後進を育成する教育者として、そして子育て中の主婦として活躍してきたとても民主党らしい素晴らしい人物です。もちろん、党の前執行部に対してコンプライアンスの観点から鋭い批判をした勇気ある方です。広中和歌子さんは、ユニセフの活動をはじめとした国連での活動や環境運動、女性の社会参加などに関するパイオニア的な存在であり、国会に引き続いて必要不可欠な存在です。

言うまでもなく、政権の基盤を確実なものにし、様々な政策の実現を推し進めていく上で、民主党が参議院選挙で単独過半数を確保することが重要です。しかし、それ以上に、私はこうした優れた方々と政治活動を共にできることを誇りに思うと同時に、率直に市民のみなさまに彼女達のすばらしさを知って頂きたいと考えています。
posted by 村越ひろたみ at 20:49| 政治放談

2010年06月04日

菅内閣誕生にあたって

本日、11時より衆議院別館5階講堂で両院議員総会が開かれ菅直人新代表・新総理が選出されました。この場所は、今から5年前の8月8日、あの郵政解散が行われたその日に党所属の議員が一堂に集い、結束を確認し合ったまさにその場所です。

5年ぶりにこの場所に足を踏み入れ、選挙でコテンパにやり込められることを薄々予感しつつ地元に戻っていった当時のことを思い起こしながら、議員になってはじめて「菅直人」と投票用紙に書かせてもらったことは大変感慨深いものがありました。

さて、それはそれとして、鳩山内閣が在任日数262日という短い間に総辞職に追い込まれた反省をした上で、しっかりとした新内閣をつくりあげ、直ちに困難な局面に対処していかなければなりません。

新内閣が、政治とカネの問題に決着をつけ、選挙至上主義をやめ、政策よりも政局を優先する政治スタイルをやめる事で、民主党が活力を取り戻し、見通しの利いた国民生活を実現させる第一歩になるのだと確信しております。
posted by 村越ひろたみ at 17:47| 政治放談

2010年04月06日

邦人に対する死刑の執行についての緊急声明

本日、中国政府は、覚せい剤を日本に密輸しようとした罪により中国で死刑が確定していた日本人 赤野 光信 氏に対し、死刑を執行しました。大変残念な事態であり、ここに遺憾の意を表明するものであります。

死刑は国家による殺人行為であり、いかなる場合にも認められるべきではありません。これは人類が歴史の中で幾多の犠牲を支払って遂にかちえた貴重な教訓に基づくものであり、地域・国家の別を問わない普遍の原理であります。

一方で、わが国政府が、その国民の生命が奪われ、また、奪われようとしていることに対して、強く抗議の意思を示さないことは誠に遺憾であります。国家の基本的な責務は自国民の保護にあり、他国の主権下に生じた事件であっても、自国民が可能な限り公正な手続きを受けられるよう努力すべきであり、また、その生命を奪われないよう対処すべきです。

わが国政府が強く抗議の意思を示してこなかったのは、わが国自身が、死刑制度を存置しているからに他なりません。わが国はまず、自らの襟元を糺して、すみやかに死刑制度の恒久的廃止を実現し、世界における人権先進国として、「いのちを守る」国家としての姿勢を明確にすべきであります。

死刑廃止を推進する議員連盟
事務局長  村 越 祐 民
posted by 村越ひろたみ at 18:56| 政治放談

2010年03月16日

薬の副作用を無くすために

現代人の死亡原因第1位がガンであるということは良く知られていますが、アメリカ人の死因第10位にランクされているのが「薬の副作用」だということをご存じでしょうか。毎年10万人が副作用で亡くなり、200万人が入院しているというデータがあります。また、医療費総額の約10%が、副作用の治療費であるとのことです。我が国では正確な統計がありませんが、総医療費が35兆円程度ということからして、その約10%と考えると、3兆円を超える膨大な金額が薬の副作用治療のために用いられていることになります。

こうした薬の副作用による不必要な苦しみ、無駄な財政支出を抑制しようとする試みの一つが「オーダーメイド医療」です。ヒトゲノム計画によって人間のDNA型が解析され、個々人の特定の遺伝子の状態をあらかじめ調べることで、その人に合った副作用の少ない投薬治療が可能になりつつあるそうです。まさに誂えで薬を選択する、ということになります。効果の乏しい抗がん剤の投与による脱毛・吐き気・白血球の減少などの精神的苦痛を伴う副作用から解放される可能性が出てきた訳です。

しかしながら、この分野での我が国の取り組みは未だ不十分と言わざるをえません。米国では「ガンと闘う」オバマ=バイデン計画と呼ばれる国家戦略の中で、日本円で約4500億円もの巨費を投じてオーダーメイド医療の実現に取り組み始めました。その結果、一人当たりの薬剤費は上昇した反面、副作用の抑制によって医療費の削減、入院期間の短縮、労働生産性の向上が見込まれ、一人当たりの医療費が大幅に減少し、プラスの経済効果がもたらされたとの報告があります。

CMではありませんが、いまや一生のうち二人に一人はガンを発症し、三人に一人はガンで亡くなる時代です。私自身も身内をガンで失った悔しい経験があります。抗ガン剤の副作用は本当に辛そうで、身を切られるような思いがしました。予め自分にとっては効果がないことが分かっているのであれば、辛い副作用に耐えて投薬治療を続ける必要は全くありません。今こそ、副作用との闘いを宣言し、質の高い医療、質の高い生活の実現に、全力で取り組むべきです。

posted by 村越ひろたみ at 17:00| 政治放談

2010年02月16日

今こそ取り調べの可視化の実現を

先週、国会で可視化議連(取り調べの全面可視化を実現する議員連盟)という新しい議連が発足しました。議連とは議員連盟の略で、個別の政策テーマに関心を持つ国会議員の有志が集まって、調査や政策提言などを行うものです。私は、取り調べの全面可視化は速やかに実現すべきと考えていますので、可視化議連に参加することにいたしました。

捜査機関による取り調べの全面可視化の議論は古くからあるものの、なかなか実現しない政策課題の一つです。取り調べの過程で嘘の自白を強要されたことが後で判明し、逆転無罪となった冤罪事件が幾つもありました。昨年、DNA鑑定で無実が証明されて17年ぶりに釈放された菅家さんのニュースは記憶に新しいところです。

なぜこのような冤罪事件が起こるのでしょうか。取り調べを受けた人が捜査機関に対して嘘の自白をしてしまい、裁判官がその嘘の自白を信じて判決を下してしまうからです。ここで見逃してならないのは、違法な取り調べで無理矢理、嘘の自白をさせられたと後でいくら訴えても、「証拠がない」ことや「警察や検察がそんなことをするわけがない」の一言で取り合ってもらえないという実態です。

こうした状況を改善する最良の方法が、取り調べの過程の「全て」を録画・録音する全面可視化です。民主党はマニフェストの中で、国民のみなさまに対して、全面可視化の実現をお約束してきました。

もっとも最近、小沢幹事長の政治資金の問題と関連して、全面可視化の問題が大きく報道されていることには違和感を覚えます。一部の方々が、検察の捜査を牽制する目的で全面可視化の議論を進めようとしているとのことですが、本末転倒と言わざるをえません。

取り調べの全面可視化の議論は本来、市民の権利を守るための普遍的な課題であったはずです。その原点を見失わず、着実にマニフェストを実現していくことが、今まさに求められているのです。
posted by 村越ひろたみ at 12:55| 政治放談

2010年01月18日

常会冒頭にあたって

18日付けの読売新聞の報道によると、内閣支持率が11ポイント急落し、不支持率(42%)とほぼ同水準になりました。これは、小沢一郎幹事長の資金管理団体を巡る一連の疑惑や新旧秘書の逮捕を国民のみなさまが極めて深刻に受け止めておられる結果ではないでしょうか。

現状は、残念ながら、小沢幹事長が国民に対する説明を十分に尽くしたとは言い難い状況です。そもそも政治活動のために集めた政治資金で、なぜ不動産を買う必要があるのか、私には到底理解ができません。

確かに、刑事責任に関しては検察の捜査が進んでおり、その行く末を冷静に見守るべきです。しかし、我々政治家は、刑事責任の有無とは別に、国民に対する政治的・道義的責任を負っていると考えます。現職の国会議員を含む新旧秘書3名が逮捕された事実は極めて重いものです。

また、本来は、小沢一郎氏の政治スタンスそのものの問題であるのにも関わらず、氏が幹事長という党の要職にあるが故に、あたかも党全体の問題として扱われてしまっています。その結果、検察対与党という国民不在の不毛な対立構図が作り出されています。

小沢幹事長が果たしてきた貢献は多大なものであり、氏が卓抜した政治家であることは論を待ちません。検察捜査のあり方も後日厳しく検証されるべきでしょう。しかし、そうした事実と政治家としての説明責任とは、全く別の問題であると私は考えます。国民生活のための様々な議論をすべき時間が奪われようとしている事態を阻止するためにも、小沢幹事長は自ら責任を取るべきです。

メディア等で発言を行った後、事務所には多数のご意見・抗議が殺到し、中には脅迫めいた文書・メールが届く状況にあります。しかし冷静に考えて頂きたい。自由な意見表明や相互批判こそが、民主主義の原則であり、民主党結党以来の良き文化なのです。私は、信念に従って発言し続けることでしか国民のみなさまの負託に応えることはできないと強く考えます。
posted by 村越ひろたみ at 18:19| 政治放談

2009年09月27日

八ッ場ダムについて

民主党政権がスタートして、国民のみなさまの注目が俄然集まっているのが八ッ場ダム問題です。この問題に関しては、関東最後で最悪の大型公共事業プロジェクトであるという認識の下、03年に政治の世界に入って以来、党のマニフェストに盛り込まれるように一貫して取り組んできました。千葉県が760億円という巨額の税負担をしている以上、他人事ではないということをこの機会に改めて考える必要があります。


そもそも、八ッ場ダムを完成させなければならない今日的意義はもはや存在しません。建設が計画された当初は「治水」のため、その後は「利水」のために、という具合に建設の目的が変遷してきたことが、ムダな公共事業だということを自ら証明しています。


すでに3200億円という巨額の税金が注ぎ込まれているから、最後まで完成させなければ過去の税金が無駄になってしまう、という議論は誤りです。これまでに不必要な巨額の税金を注ぎ込んできたこと自体が間違いですし、今後、完成させるまでに1000億円という巨額の追加資金を投下しなければいけないことを、「既に走りだしているから」という理由で正当化できるはずがありません。


一番の問題は、前原大臣も苦慮をしておられる地域住民のみなさまの心の問題でしょう。住民のみなさまが、長年にわたる反対運動に明け暮れ、焦燥と疲弊のなかで立ち退きを余儀なくされた事実からすれば、彼らが国に翻弄され続けたことは事実です。しかしながら、国民の税金をセーブし、故郷の山川草木を守ることに何を躊躇する必要があるというのでしょうか。


ダム建設が予定されている吾妻川の支流に温川という川があります。私は幾度となくそこに釣りに出かけ、その都度、ダムに沈む予定になっていた川原湯温泉に浸かってきました。わざわざ長野県から通っているというシニアの方と鄙びた露天風呂に浸かりつつお話をしたことがあります。政権交代が実現すれば、この温泉もダムの底に沈まずに済むそうですねえ、と当ててみると、そんなことが実現できる筈ないでしょう、と仰っていたのをにわか思い出します。この問題を解決して政権が変わったことの効果が実際に発揮されていることを証明しなければなりません。


posted by 村越ひろたみ at 18:32| 政治放談

2009年09月21日

市川市長選挙に向けて

11月22日告示、11月29日投票日の日程で行われる市川市長選挙の候補者選定を急ピッチで進めています。

ご案内の通り、市川市は小選挙区では5区と6区に分割されているため、5区と6区共同で候補者を募り、一人の候補者に絞ることになっています。

最終的には、民主党の候補者というより、むしろ、様々な勢力のみなさまに応援して頂ける体制で市長選挙に臨むのは当然の事ですが、民主党が政権与党となった今、我々が主体的に候補者選定を行う責任があると考えています。

今後、公開討論会などを開催し、選定過程をオープンにしていく準備がありますので、ご注目を頂きたいと思います。


posted by 村越ひろたみ at 02:01| 政治放談

2009年09月17日

鳩山内閣始動

待ちに待った鳩山内閣が始動しました。

人選に関して、党内における勢力争いの悪影響が及んでいるかどうかはさておき、閣僚の面々が官僚の書いた紙を読み上げるのではなく、一様に自分の言葉で語っていたことは特筆すべきことだと思います。

政権交代が実現して、123年間存続してきた事務次官会議が廃止されました。まさに官僚主導の政治が終わりを告げ、政治主導の政治(考えてみれば当たり前のことですが…)が名実共に始まった訳です。

国民のみなさまのご期待は極めて大きいと思います。政治が変わったのは他でもない国民のみなさまが変わったからです。これからが本番です。是非とも引き続き政治に関心を持ち続けて頂きたいと思います。


posted by 村越ひろたみ at 19:36| 政治放談

2009年08月11日

財源論について

民主党のマニフェストは財源の裏付けが不十分だから実現不可能なのだ、という言説が横行しています。この点に関してキチッと反論をしておきます。

そもそも、マニフェストとは、
@予算編成・税金の使い途を明示する行為そのものである。
A予算編成とは、総予算の制約内で政策の優先順位を決定することである。
B政権政党によって決定された予算は、順を追って実行される。
ということです。

加えて、マニフェスト本家本元の英国では、二大政党のマニフェストの中に財源に関する記述は一切無いそうです(自民党のマニフェストにもありませんが…)。

我が党は、子ども手当や年金改革、雇用対策や高速道路の無料化といった重点政策に16.8兆円の予算を優先的に配分することを明示しています。当然ながら、これらの政策は、政治任用制度を導入し、100人以上の政治家が霞ヶ関に入った後、事業の仕分を行いムダを徹底的に無くした上で、「優先的に」実行することをお約束しているものです。従って、出来る、出来ないの問題ではなく、やる、か、やらないかの問題なのです。そして、我々はこれらの政策を「必ずやり抜」くのです。

もちろん、出鱈目な政策ばかりが優先されれば、本来必要な政策が財源不足で実現不可能になってしまいますから、我々が全ての政策を恣意的に実行できる訳ではありません。しかしながら、民主党のマニフェストの中身は荒唐無稽でやるべきでない政策ばかりなのでしょうか。さしもの自民党もそこまでは言えないでしょう。

日本の総予算(一般会計と特別会計の合計)は約207兆円ですが、そのうちの49兆円近くが独立行政法人の補助金に充てられているという事が最近判明しました。全てがムダという訳ではないでしょうが、凄まじいレベルのムダがあるということは想像に難くありません。

最後に、自公政権の過去及び未来の政策には、「国営マンガ喫茶」を含めて、税金のムダづかいは一切無い、ということが前提になっているということを付け加えておきます。


posted by 村越ひろたみ at 23:09| 政治放談

2009年08月04日

顔の見えるまちづくりを

現在、私たちの事務所は市川駅南口の再開発エリアにあります。日々、この場所に通っていて思うことは、この街には顔がない、ということです。整然と食べ物屋さんが並んでいるもののチェーン店ばかりで面白みに欠けるのです。かつて、ここには商店街があったのですが、今と比べて雑然としていたものの遙かに味わいがあったなあ、と懐古しています。

先日、事務所の並びの店で混ぜご飯のようなものを注文したら、ウエイトレスの女性が「召し上がり方はよろしかったでしょうか?」と言って料理を運んできました。要するに「食べ方はお分かりですよね?」ということだと思いますが、思わずげんなりとしてしまいました。外食をするのであれば、どうせなら、料理人の顔が見える店で食事をしたいものだ、とつくづく思います。

思うに、全国何処の駅前に行っても、コンビニエンスストアやファストフード店、パチンコ屋さんばかりが蔓延っていて、地元の商店がめっきり減ってしまっているのではないでしょうか。これでは旅をする楽しみが無くなってしまうというものです。我が町も、安易な再開発に走らず、地元のローカルビジネスやスモールビジネスを大事にして昔ながらの町並みを活かしながら、特色あるまちづくりを行うべきだと強く思います。安易な再開発は町の活力を失わせてしまいます。

スーパーに行って、どこで作られたのかよく判らない豆腐を他の食材と一緒に買ってくるのと、黄昏時にプォーと笛を吹きながらバイクでやって来る豆腐屋の親爺の豆腐で味噌汁を作るのとどちらが豊かでしょうか。答えは明白だと思います。安楽は豊かさには直結しないと思います。昔は商店街というものがあって、八百屋や魚屋や肉屋や文房具屋や玩具店が建ち並んでいました。しかしながら、こうした商店街は消滅しつつあり、同時に豊かさが失われつつあります。

大店立地法には、「小売業の健全な発達を図り、もって国民経済及び地域社会の健全な発展並びに国民生活の向上に寄与する」と書いてありますが、この趣旨が達成されているとは到底思えません。何も大型ショッピングセンターよ出て行け、とまでは言いませんが、法律を見直すべきです。シャッター商店街を元気にする方策を講ずることで、地域経済の縮小に一定の歯止めが掛かり、徒歩生活圏における消費生活がもっと便利になると思われます。これは高齢者には特に重要な問題です。この点に関して、是非、みなさまからご意見を頂きたいと思います。


posted by 村越ひろたみ at 18:18| 政治放談

2009年07月26日

地方分権で地域医療の再生を!

先日、医療の将来をどう考えるか、というテーマで少しお話をする機会を頂きました。民主党のマニフェストにある医療費の削減に歯止めをかけていくことと、医学部の定員を拡大してお医者さんの数を増やすことは勿論大切ですが、私は、地方分権を進めて地域医療を再生することが最も重要だと考えます。

地域の医療や救急体制が十分だと考えている市民は殆どいないのにも関わらず、国や県は、病床数は十分だとしている(従って、旧浦安市川市民病院は機能の拡張を行えませんでした)、状況からは、議論が噛み合っていないこともさることながら、地域医療が機能していないことがハッキリと見て取れます。まずは、国や県が医療計画を画一的に地域に落とし込んでいくのではなくて、地域の実情や市民の要望に則した地域医療計画を設計できるようにするべきです。

具体的には、地域の診療所のあり方を徹底的に見直して、かかりつけ医の存在意義を再認識して、積極的な活用策を講ずるべきだと考えます。診療所を在宅医療の拠点として明確に位置づけることで、診療報酬改訂を行って有床診療所の採算性を担保し、総合病院に軽症者が殺到している状況を緩和させるべきです(順天堂浦安病院の混雑ぶりに関する苦情を頻繁に耳にします)。

現在、診療所は全国で9万9518施設あるそうですが、そのうち、かつては3万件以上あった有床診療所が、現在では1万1477件に減少しているそうです。その理由は、診療報酬の不備で外来診療でしか収益があがらない構造になってしまっていることと、お医者さんの高齢化だということですから、制度の不備を改善し、地域にお医者さんを送り込める工夫をすればよいと思います。

このように、病院と診療所がそれぞれ役割分担を行い、相互に連携を取り合って、患者に最適な医療を提供することを「病診連携」というそうですが、「病診連携」を進めていくことで、勤務医不足で瀬戸際に立たされている救急体制の再建にもなると思われます。地方分権は、民主党の政策の根幹を成すものですが、医療政策を語る上でもカギになるといえます。


posted by 村越ひろたみ at 05:22| 政治放談

2009年07月21日

さあ、決戦だ。

090721kounin.jpg

やっと、やっとこさ、衆議院が解散になりました。本日、鳩山代表より直接、公認証書を受け取りましたことをご報告申し上げます。思えば、この4年間、本当に色々な事がありました。ようやくここまで来たか、というのが正直な思いです。

いよいよ政権交代をかけた戦いが始まります。巷では、政権交代の実現可能性が高い、とか、いよいよ自民党は最期を迎える、とか言われていますが、話はそう簡単ではありません。

そもそも、これから投票日まで40日間もあります。世論の動向が変わることが十分に考えられます。マニフェストの全貌が明らかになってない以上、国民のみなさまの我が党に対する期待感は、自公政権に対する嫌悪感の裏返しでしかないと真摯に捉えなくてはなりません。

今月末にはマニフェストをお配りする予定ですが、ご要望を頂ければ随時、出前マニフェスト説明会を開催したいと思います。お一人からでも結構です(もちろん複数人だとありがたいです)、事務所までご一報頂ければ資料を持ってご説明にあがりたいと思います。

暑くて熱い夏が始まります。石にかじり付いてでも、この地域から政権交代を実現したいと思います。そのために、ひたすら我々のビジョンと政策をお訴えするのみです。どうぞ宜しくお願い致します。


posted by 村越ひろたみ at 21:55| 政治放談

2009年07月15日

残念無念

民主党が次回の政権公約に夫婦別姓を盛り込むことを見送ったとの報道がありました。夫婦別姓推進派としては、承伏できない事態です。

この間、民主党が社民党・共産党と共同で十数回に渡って民法改正案を提出してきた経緯をどう説明するのか全くもって理解に苦しみます。

野党提出の法案だということで、「与党によって否決されるのが判っているからこそ、ポーズで問題提起してきたのだ。」ということであれば、国民を愚弄しているにもほどがあります。これでは政権担当能力無し、との誹りを免れないでしょう。

マニフェストの作成は、現職議員を中心に行われているため、この議論に参加出来なかったことが大変無念です。また、そうした政策決定プロセスは大いに問題であり、改めなければなりません。

再選を果たしたら、選択的夫婦別姓の実現に向けて最大限の努力をすることを宣言しておきます。


posted by 村越ひろたみ at 20:17| 政治放談

2009年07月13日

東京都議選結果を受けて

おかげさまをもちまして、民主党は、現有35議席を大きく上回る54議席を頂戴し、結党以来初めて都議会第1党になりました。いわゆる「千葉都民」が多いといわれるこの地域のみなさんは地元の選挙並みに注目をされていたと思います(ちなみに、我々は千葉都民との呼び名をポジティブに受け止めるべきだと考えています)。

この結果は、一方で、都民のみなさまの変革への期待がそのまま反映したものと思われますが、他方で、自公政権に対する失望感が大きく、民主党に対する信頼感が相対的なものであると謙虚に受け止める必要もありそうです。その意味では、首相が言うように、「都政と国政は一応別物である」と認識すべきです

先程、この結果を受けて、首相は7月21日解散、8月18日公示、8月30日の投開票という日程で総選挙を実施する決断をしたとの報道がありました。様々な事情があるにせよ、これ以上、政権の勝手な都合で総選挙の日程を先送りすることは許されないでしょう。政権交代をかけた戦いがいよいよ「待った無し」となりました。

これ以降、私はみなさんに選択肢としての政策をお示しし、この国の将来像をなるべく具体的にお示しすることに全ての力を注ぎたいと思います。街頭や集会やメールなどなるべく多くの機会を通じて一人でも多くの方に私の政見をお伝えしたいと思います。ご意見やご質問がおありの方はご遠慮なくお知らせください。


posted by 村越ひろたみ at 14:46| 政治放談

2009年07月05日

「故人献金」問題について

鳩山代表が実際には献金をしていない方や亡くなった方の名前を用いて政治資金収支報告書に多額の寄附の申告をしていた問題に関して、国民の大多数のみなさんが説明が尽くされていないとお感じになっている以上、民主党としてあらゆる説明をしなければなりません。自公政権がここぞとばかりにこの問題を追及しようとしていることからしても尚更です。

それにしても、政治関係者はいい加減に「政治とカネの問題」に決着をつけて、カネの掛からない政治活動の仕組を作り上げないと本当に国民から愛想を尽かされてしまいます。今回の問題は、当該資金が脱法的に業者から提供されたものではなく、自分自身の資金を他者からのものと偽装して報告していたという点で、一連の西松問題とは本質的に異なるものですが、国民目線からすれば、政治家がカネ集めにばかり奔走していると思われても仕方がないでしょう。

責任の取り方を考えた際にも、日本人の美学に反するものがあったのかもしれません。政権交代を懸けた大勝負を前にして、代表職の進退問題に出来ない事情があるにせよ、「部下の責任は上司の責任」という社会通念があることも忘れてはなりません。これを期に、活動資金の上限規制(カネを集められなくする)や選挙運動の徹底した合理化(カネが掛からなくする)が検討されてしかるべきです。

普段、地元で政治活動をしていますと、現状の公職選挙法には様々な不合理を感じます。選挙になると数万枚のビラに選挙管理委員会から交付されるシールを一枚一枚張り付けなければビラを配ることが出来なかったり(最初から印刷しておけば良いと思います)、選挙区内にある900箇所近くの公営掲示板に一々ポスターを貼らなければならなかったり(最初から掲示板にポスターを印刷してしまえば合理的です)、インターネットを使った活動が未だに解禁されていなかったり、と理解しかねる作法?が沢山あります。

いずれにせよ、日本のために政権交代可能な二大政党制を作らなければいけないこのご時世に「支持政党なし」ということを堂々と表明されている方々が半数以上もおられる現状を政党人として真剣に反省しなければなりません。


posted by 村越ひろたみ at 21:37| 政治放談

2009年06月23日

エコカーは本当にエコか?

先日、愛車を車検に出しました。自動車の性能や耐久性が極限まで高まっている現在、初回車検が新車購入時から3年後、それ以降は2年毎という車検の頻度が合理的かどうか極めて疑わしい上に、そもそも車検制度の目的自体が合理的かどうか再検討すべきと痛感しました。

ところで、エコカー減税や高環境性能車への買い換え補助制度が導入されたこともあって、ハイブリットカーが話題になっています。今回、 ディーラーに車検をお願いしたお陰で、いずれ導入することを考えていた新型のハイブリットカーを代車にお借りすることができました。この車にはecon モードなる機能があり、これを点けて運転すると燃費優先の運転が出来るとのことでしたが、私の運転に問題があったせいか、1500cc・9年落ち・ 走行25000kmの愛車と大して燃費が変わらない結果でした(もっとも操舵性や居住性などは随分違いましたが…)。

さて、燃費が劇的に向上しないのであれば、闇雲に新車に買い換える理由はありません。冷え込んだ個人消費を回復させることが一番の景気浮揚策であることには間違いありませんが、自動車や家電だけに補助が限定される理由もありません。環境対策というのであれば、いたずらにゴミを出すことをまず差し控えるべきです。古くてもまだ使えるものを大切にする、という精神こそが真のエコであることからして、政府は経団連の意向よりもそうした考え方こそを尊重すべきです。

そうだとすれば、車の買い換えに補助金を出すことも良いのですが、高排気量の車輌やそれを生産している工場に高い課税をするとともに、低排気量でかつ十分に管理されている古い年式の車輌は税金を安くするべきです。賢明な消費者であれば、買い換え時が来れば、自然とエコカーに触手が伸びるはずですし、高い税金を払ってでも高排気量の車に乗りたいという富裕層はまさにそうすれば良いわけです。

話は変わりますが、「この地球は、先人から受け継いだものというよりも、子どもたちから拝借しているものだ。」との発想を採ることが地球環境を考える際に必要だと思います。また、レジ袋を無くす努力や近所のゴミ拾い、節電など小さな努力を積み重ねることに意外な効果があるのではないでしょうか。


posted by 村越ひろたみ at 11:59| 政治放談

2009年06月14日

郵政社長人事問題について

郵政会社西川社長の進退問題は、鳩山総務大臣の更迭という形で決着をみました。しかしながら、一番の問題点は、今回の麻生首相の決断?をもってますます、時の政権が郵政民営化に対して是なのか非なのかがハッキリとしなくなってきたことです。

景気対策や年金問題や子育て支援など、次の総選挙の争点はいくつも考えられますが、過去の政策の当否についても検証がなされてしかるべきです。その点、郵政民営化なる政策で幸せになった国民は殆どいないのではないでしょうか。

蛇足ですが、鳩山兄弟が交互に兄の動向がどうだ、弟はこうだと交互に発言を繰り返し、そのことばかりがワイドショー的に取り上げられていることに関しても、そうした話が本来、国民生活に何ら関係が無いことからして違和感を覚えずにはいられません。


posted by 村越ひろたみ at 13:39| 政治放談

2009年05月28日

党首討論のあり方

鳩山新代表になって初の党首討論が昨日行われました。

党首討論が行われる度に、「議論噛み合わず」とか「すれ違い」などの評価が新聞各紙に掲載されることからして、今後、運用方法を見直しいくべきではないでしょうか。

しかも、今回の党首討論が6ヶ月ぶりに開かれたことからして、互いの政治的事情で開催されたりされなかったりする、ということは明白です。

議論が批判合戦になってしまったり、「抽象的な理念」を宣言するに留まってしまうのであれば、国民目線からすれば、それぞれの街頭演説を聴きにいった方がはるかにマシだ、ということになってしまいます。

そうした事態を避けて、双方の政見を国民に向けて分かりやすく発信するためには、党首討論を週例化した上で、毎回何かのテーマを設定してその事に関する議論に集中をさせるといった工夫をする必要があるのではないでしょうか。


posted by 村越ひろたみ at 18:22| 政治放談

2009年05月21日

世襲制限その2

民主党が同一選挙区で配偶者及び三親等以内の親族(子・孫・甥・姪・曾孫)を公認しない方針を決定したことを受けて、自民党が世襲制限を前倒しで行う決定をしたとのことです。

他党の政策をどんどん取り込んでいって、自らの弱点を無くしていく戦略なのかも知れませんが、結果として、世襲候補が減ることになるのであれば歓迎すべきことです。

世襲候補を無所属で立候補をさせて、そこには公認候補を立てずに事実上の支援をするとか、選挙が終わった後に「追加公認」するなどという抜け道を作らないようにしてもらいたいものです。

当初は、「次の次の選挙」から実施するとのことでしたから、「目の前のケーキをどうしても食べたいので、ダイエットは明日からにします。」と言っているようなもので説得力がありませんでした。

政治を変えるためには守旧派を動かすことが肝心であると改めて痛感しました。


posted by 村越ひろたみ at 15:52| 政治放談